あがまちのとこなみがわのだいじゃ
阿賀町の常浪川の大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 常浪川の大蛇にトヨという女が呑まれ、村人が大蛇を祀ったほか、室谷では長者話が絡む大蛇伝説も伝わる。
- 細部
阿賀町の合川にあるドヨマキというところで、トヨという名の女が常浪川に棲む大蛇に巻きつかれて呑み込まれてしまったという。その後この大蛇が死んだ際、村人たちはこれを祀ったと伝えられている。また、室谷集落の東の山中には大沼があり、かつて室谷は常浪川を挟んで東西それぞれ五十カマド、あわせて百戸ほどの集落だったという。ある夜、東の肝煎の夢枕に美女が現れて自分は沼の主だと名乗り、沼から出て行きたいが邪魔な杭三本を抜いてくれれば末代までの長者にしてやると告げた。
約束の刻限、大蛇は笛太鼓の音とともに沼を抜け出てきたが、それを見た西の肝煎が思わず叫んでしまい、東の肝煎も夢の約束を忘れて小太刀を地面に突き立ててしまったため、音はぴたりと止んでしまう。以来、東の肝煎の家は絶え、東岸の集落も滅びてしまったが、小太刀を刺した土地には今も草木が生えず、そこを見つけた者は長者になれるのだという。
- 広まり方
- 『西川の民俗』1976年掲載、東洋大学民俗研究会の記録による。
- 地域
- 新潟県阿賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ