だいはんにゃ
大般若
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 三蔵法師が唐から持ち帰る途中で半分を海に投げたため600巻しか残らないという大般若経を村の災難よけに使う行事。
- 細部
- 大般若経はもともと1200巻あったが、三蔵法師が唐からそれを持ち帰る途中で追っ手にかけられ、600巻を海に投げ捨ててしまったため、今に伝わるのは残りの600巻だけなのだという。村では災難よけの行事として、お日待ちと称して1軒から1人ずつ宿に集まる大般若が行われていた。この大般若の宿を引き受けると火難や盗難などあらゆる災いから逃れられるとされ、村人はみな進んで役を務めたという。1戸あたり25銭と米1升を出し合って餅をつき、その供物を参加者みなでいただいて帰るしきたりだった。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「相馬郡飯館村民俗誌」(九・民間信仰 2 災難よけ)に記録がある。
- 地域
- 福島県飯舘村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ