ちょうじゃはら
長者原
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 天明飢饉で没落した長者の亡霊が金の番人と名乗って炭焼きに焚火をねだり、財宝探しのきっかけにもなったという。
- 細部
- 南と北の太郎川が合流するあたりの原には、かつて長者が屋敷を構えていたが、天明の飢饉によって没落してしまったという。ある晩、山中に泊まり込んで炭を焼いていた者のもとに、やせ衰えた男の亡霊が現れ、自分はこの地に埋められた金の番人であるが、寒くてたまらないので焚火にあたらせてほしいと訴えたと伝えられる。またあるとき、放し飼いにされていた馬の片方の足に朱塗りの漆がこびりついているのが見つかり、これはきっと近くに埋蔵された金があるに違いないと、村人たちがあたりを探しまわったこともあったという。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県川崎町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ