きつねのちょうちんぎょうれつ
狐の提灯行列
国内
未確認生物
- どんな話か
- 桔梗が原のオナツと古見ッ原の玄蕃丞という夫婦狐が、夜ごと婚礼の行列を灯して見せたという。
- 細部
- 桔梗が原に棲むオナツと、古見ッ原の玄蕃丞は夫婦の狐だとされ、しばしば人の婚礼をまねて見せたと語られる。夜になると隣の村との間に提灯の灯が点々と連なり、行列が進んでいくように見えたものだという。狐火を祝言の灯とみなす、どこか華やいだ語りである。その玄蕃丞も終わりはあっけなく、毒を仕込んだてんぷらを口にして死んだと伝えられている。名を持つ狐が土地ごとに割り当てられ、夫婦として結ばれている点に土地の語りの厚みがある。
- 広まり方
- 1942年の『民間伝承』に載った丸山久子「狐の話」に記録されている。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ