ちのついたもち
血のついた餅
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 渋川市白郷井の旧家では、誤射で夫を失った妻が指を噛み切って正月餅に血を流し入水し、以後の餅つきで怪我が続いたという。
- 細部
- 渋川市の旧白郷井村に伝わる話。ある家の先祖は元は落武者で、弓の名人でもあったというが、あるとき畑仕事をしていた人を誤って射殺してしまったのだという。殺された人の妻はこの家に乗り込むと、自らの指を食いちぎってその血を正月の餅に垂らし、そのままイチコ池に身を投げて命を絶ったと伝えられている。翌年の正月、この家が餅つきをしていると、家の者が怪我をして餅が血に染まってしまい、さらにその翌年も同じことが繰り返された。これ以降、この家では正月に餅をつくことをやめてしまったのだという。
- 広まり方
- 1949年の『民間伝承』掲載、都丸十九一「家々の伝承」に記録されている。
- 地域
- 群馬県渋川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ