とおかまちのむぎをいむかためのかみ
十日町の麦を忌む片目の神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 鎮守様が麦の殻で目を突いて隻眼になったとの言い伝えから、麦の栽培を忌む十日町市の作物禁忌。
- 細部
- 十日町市のある村では、麦を栽培することを昔から避けてきた。伝えによれば、その土地の鎮守様がかつて麦を刈り取った際に、乾いた麦ガラの先端でうっかり目を突いてしまい、それが元で片方の目を失ったのだという。神が自らの身に負った災いを畑の作物のせいとする発想から、麦を作れば同じ災いが村にも及ぶと恐れられ、以後この村では麦を作らない慣わしが守られてきた。片目の神という民俗上よく見られる型のひとつとしても位置づけられる。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)第6編・水沢謙一による「片目の神様」の項に記録がある。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ