〔ちごくいにおう〕
児食い仁王
国内
未確認生物
- どんな話か
- ときがわ町で、子供が遊ばせていた赤ん坊を仁王様が食べてしまい、怒った村人に谷底へ突き落とされた。その際の笑い声と屁からホホン沢・ビリ沢という地名が生まれたという。
- 細部
- ときがわ町に伝わる話。仁王様の近くで、子供が背負っていた赤ん坊がなかなか泣き止まないため、仁王様の前に下ろして夕方まで一緒に遊ばせていた。帰ろうとして仁王様のところまで戻ると、背負っていたはずの赤ん坊の姿がない。驚いた母親も一緒になって探し回り、もしやと思って仁王様を見上げると、口から赤ん坊の帯ひもが垂れ下がっていた。仁王様が赤ん坊を食べてしまったことが知れると村中が大騒ぎになり、人々は仁王様を谷底に突き落とした。突き落とされた仁王様は「オホホン、オホホン」と笑い声をあげたといい、以来その谷はホホン沢と名付けられた。仁王様はその場で屁もしたと伝えられており、そちらの谷はビリ沢と呼ばれている。
- 広まり方
- 1986年刊行の『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第二節「偉業」に、根津富夫の記述としてまとめられている。
- 地域
- 埼玉県ときがわ町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ