ちちいちょう
乳銀杏
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 山川町の由緒ある銀杏の枝を切った者は剣術の音に祟られ、殴られたのち天狗のような顔になった。
- 細部
- 吉野川市山川町には、赤穂浪士にゆかりがあるとされる由緒ある銀杏の木があった。ところがある人物がこの木の枝を切ってしまったところ、それ以降、木の下から剣術の稽古をするような音が聞こえるようになったという。様子を見に行くとその場では音がやみ、代わって山の神を祀る森のほうで音が鳴り出す始末であった。銀杏を切った者は責め立てられたうえ殴られてしまうが、目を覚ましてみるとその顔つきはまるで天狗のようになっていたと伝えられている。
- 広まり方
- 『阿波民俗』1951年掲載の金澤治「麻植郡川田町に於ける伝説(一)」に記録されている。
- 地域
- 徳島県吉野川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ