こうちやのむねんがのこるびょうにんだ
河内屋の無念が残る病人田
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 利根川の堤防工事を請け負った河内屋が土地の悪さに苦しみ死去し、その跡地を耕すと不幸が続くという話が複数伝わる。
- 細部
- 茨城県稲敷市で語られる病人田の話は、河内屋の土地を耕すと不幸が起こるという筋を共通にしている。山刃田は耕作すると災難が続くと恐れられ、荒れたままになった後、耕した者の家が全焼した。別の記録では、利根川の洪水を防ぐ堤の工事を請け負った河内屋が、劣悪な土質や固い層に阻まれて工事を進められず、心労と無念のうちに死去した。その跡地には今も祟りが残り、耕作した者に災難が及ぶと伝わる。これらは内田清司が『茨城の民俗』1985年の「稲敷の病人田(忌地)伝説」と1992年の「俗信よもやま話」に記録した話である。
- 広まり方
- 1985年と1992年にまとめられた稲敷の忌地・俗信に関する調査報告に、複数の話者からの伝承としてまとめて収録されている。
- 地域
- 茨城県稲敷市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ