ぶながや
ブナガヤ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大木や川辺に住む赤毛の小さな精霊で、力持ちで家造りを手伝う一方、川辺で踊る姿や木の枝に座る姿も目撃される。
- 細部
- 大宜味村のブナガヤは、集落内外の古い大木や山野の巨木に住むとされ、ウンダ山の麓を流れる川沿いではその火が見えるという。背丈は低いものの力持ちで、かつては家を建てる作業を手伝ってくれたと伝えられ、蛸を苦手とする。ある人は川沿いの野原で、赤毛で裸の男の子の姿をしたブナガヤが、川面に顔を出す石の上に立って「シッチョイ、シッチョイ」と声を上げながら尻を振る姿を見たという。旧暦8月のシバサシの行事の夜には、小屋を建てて食べ物を持ち寄り、ブナガヤを見物しに出かける風習もあった。また、岩の穴に落ちて足を挫いた老人をブナガヤが気遣い、家路の途中まで背負って送り届けてくれたという心温まる話も残る一方、川遊びをしていた子供たちや小豆の取り入れに出かけた者たちが、阿旦の木の枝に腰かけたり吊り下がったりする赤い小さな姿を見て、恐ろしくなって逃げ帰ったという話も伝わっている。
- 広まり方
- 1974年の『日本民俗学』に掲載された小野重朗「河童の系譜と山の神」、および1985年の『昔話―研究と資料―』掲載の新城真恵「沖縄の河童か?」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県大宜味村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ