とっとりのゆうれいばかのぼうれい
鳥取の幽霊墓の亡霊
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 秀吉の時代、金銀を埋めた口封じに下男を殺した富豪の墓から亡霊が現れるようになり、幽霊墓と呼ばれたという河原町の伝説。
- 細部
- 鳥取市河原町に伝わる話では、豊臣秀吉が権勢を振るった時代、この地に多くの財を築いた富豪がいたという。ある時、その家の主人は貯えた金銀の大判小判を人目につかぬ場所へ埋めるため、下男に荷を負わせて出かけた。ところが埋め終えると、在り処を知られては困ると考えた主人は、口封じのためにその下男を手にかけてしまった。後にせめてもの供養にと墓を建てたが、それ以来この墓からは殺された下男の亡霊が現れるようになったといい、里の人々はいつしかこの墓を幽霊墓と呼ぶようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、近藤喜博「因幡南部の伝説―西郷村にて採集―」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県鳥取市
- 年代
- 安土桃山時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ