くるめしのぼうれいつきときとうのはらい
久留米市の亡霊憑きと祈祷の祓い
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 久留米市では出征兵の戦死で旗が自ら落ちるといい、亡霊に憑かれた際の祓い方も伝わる。
- 細部
久留米市に伝わる亡霊についての話である。兵役に就く者や出征する軍人を送り出した家では、先端に葉を少し残した長い竹を立てて国旗を掲げる習わしがあったが、その軍人が戦死すると、掲げていた旗が誰も触れていないのに自然に落ちるといわれた。亡霊は人に憑いたり祟ったりする存在とされ、時おり吹きまわる亡者風に包み込まれたり、墓地に生えている草木を無断で採ったりすると取り憑かれることがある。
憑かれた者にはその姿が見えることがあるため誰が憑いているかは分かるが、本人は長らく病に苦しむ。祓うためには占い師に祈祷を頼んで団子を供えて亡霊を慰めたり、着物を寺に納めて祈祷してもらい、そこでもらった紙片を服用するといった方法が取られた。
- 広まり方
- 1922年の『民族と歴史』に載った及川儀右衛門の報告「久留米地方の憑物と崇り」に記録がある。
- 地域
- 福岡県久留米市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ