きかいちょうのうたかきにいどむぼうれい
喜界町の歌かきに挑む亡霊
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 歌比べを挑む亡霊に三味線の弦を上げさせられ負ければ命を取られるといい、墓穴へ発砲した男を追った亡霊のため馬は無残に死んでいた。
- 細部
- 歌かきと呼ばれる歌の掛け合いを亡霊に挑まれることがあり、亡霊の言うとおりに三味線の弦を上げてしまうと糸が切れ、負ければ命を取られてしまうという。そのため歌かきに出かける際には鶏を連れていき、その鳴き声で無理やり夜明けを早めるという対抗策が取られた。また亡霊が差し出す南瓜は、実は馬の糞にほかならないとも語られている。別の話では、辛城という墓穴・岩穴のある場所にハンショウカという人物が馬に乗って出向き、中に向けて鉄砲を撃ったところ、後ろから亡霊に追いかけられることになった。小屋などに逃げ込んで亡霊に見つからないようにしながら夜を明かしたが、乗っていた馬は四肢を引き裂かれて死んでいたという。
- 広まり方
- 1963年の『奄美郷土研究会報』に掲載された基道広「喜界島・風習・伝承・行事等記憶留」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ