ぼうごん
ボウゴン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 馬ッコネの遭難事故で海底から放たれた全長十メートルの光はボウゴンと呼ばれ、海で死んだ人の霊とされる。
- 細部
- 唐桑町の東海岸、断崖の下に広がる岩礁は馬ッコネと呼ばれている。明治時代、この沖で漁船が遭難する事故が起き、崖の上から人を助けに向かった者までもが、同じように行方を絶ってしまうという痛ましい出来事があった。この時、光る物体が海底から放たれ、全長にしておよそ十メートルはあったという。その光を見に出かけた人もまた遭難してしまった。この光はボウゴンと呼ばれ、海で命を落とした人の霊であると信じられている。こうした言い伝えがあるため、盆の時期に海で泳ぐことは忌まれている。話者自身は、この光の正体はクラゲが発光していたのではないかとも語っている。
- 広まり方
- 1999年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による宮城県本吉郡唐桑町鮪立・小鯖の調査に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ