とおののはいからでるぼこ
遠野の灰から出るボコ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 遠野地方では、囲炉裏の灰を掘り返すとその中からボコと呼ばれるものが出てくるといわれている。
- 細部
- 遠野地方に伝わる話である。家の中にある炉の灰を何かの拍子に掘り返すと、その灰の中からボコと呼ばれる存在が現れ出てくることがあるのだという。ふだんは灰の下にひそんでいて姿を見せない分、掘り起こしたときに不意に出くわす驚きが強く印象に残る話として語られてきた。古い曲がり家の中心にある囲炉裏は暖を取るだけでなく煮炊きの場でもあり、その灰の底に何かが潜んでいるという感覚は、家の奥にひそむ気配を語る遠野らしい話のひとつといえる。
- 広まり方
- 1959年刊行の『西郊民俗』所収、郷田洋文「家の神の水神的性格」に記録された話。
- 地域
- 岩手県遠野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ