びじん
美人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大鯉を狙った男の釣り糸に妖艶な美女がかかり、微笑まれた男は数日寝込んだという。
- 細部
- 大きな鯉を釣り上げようとしていた男の糸に、どうしたわけか妖しいほど美しい女がかかった。女は男に向かって微笑みかけただけであったが、男は肝を潰して家へ逃げ帰り、そのまま数日のあいだ床から起き上がれず、何ひとつ手につかなかったという。掴みかかるでも脅すでもなく、姿を見せて笑うだけで人を病ませてしまうところに、この怪異の性質がよく表れている。魚を釣る者が逆に釣り上げてしまう形の語りでもある。
- 広まり方
- 1938年の『郷土研究上方』所収、南小路義孝「水口に於ける牛ケ淵の伝説」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ