べんじょのかみさま
便所の神様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 壱岐では大晦日に便所の神様へ灰を三升供え、行合いに遭っても病にかからないようにと祈願する風習があるという。
- 細部
- 壱岐島に伝わる年越しの行事のひとつに、便所を守るとされる神様へ灰を三升差し出すという習わしがある。この供え物には、道で行合いに出くわしてしまっても病を負わされることのないようにという祈りが込められているという。行合いとは、外を歩いている際に邪気や悪しきものにふと出くわしてしまうことを指す言葉として一般に用いられ、それによって体調を崩すことがあると恐れられてきた。年の変わり目という節目に、日頃見過ごされがちな便所の神へ改めて祈りを捧げることで、一年の息災を願う意味合いがあったと考えられる。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に掲載された山口麻太郎「壱岐島年中行事」に記録がある。
- 地域
- 長崎県壱岐市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ