ばんざん
万山
国内
未確認生物
- どんな話か
- 弘法大師が霊場に開こうとして天狗に阻まれ、後に雲居和尚も天狗の妨げを万二万三郎兄弟に退けてもらったという山の由来譚。
- 細部
- もとは名取郡と宮城郡の郡境にまたがる、根張りの広い山である。弘法大師はこの山の姿を蓮の葉に見立て、霊場として開こうと九十九谷まで切り開いたが、天狗に妨げられて一つの谷を残したまま紀州へ去り、代わりに高野山を開いたと伝わる。時代が下って慶安3年(1650年)、瑞巌寺を退いた慈光不昧禅師雲居和尚がこの山に隠居した際にも、和尚の法力を試そうとする天狗どもの妨害があったが、この山に根城を構える万二万三郎という兄弟が力を貸し、天狗たちを蹴散らして和尚を守った。感謝した和尚は山上に坐禅堂を築き、二王護国大権現の号を贈って一山の鎮めとしたという。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説「山の部」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ