ばんば
婆んば
国内
未確認生物
- どんな話か
- 巨大な老婆が馬や人を呑み込もうとする話と、一つ目の怪異を鉄砲で撃退した話が伝わる。
- 細部
- 馬喰が秋田で馬を買った帰り道、日中にもかかわらず巨大な婆んばが道をふさぎ、担いでいた鯖はおろか馬まで丸呑みにしてしまった。自分も食われかけた馬喰は必死に逃げ、婆んばは沼へ沈んでいき、呑まれた馬も無事に戻ってきたため、その馬でひと財産を築いて長者になったという。別の話では、大風が吹いて山が鳴るような夜にひとつまなぐが現れ、鉄砲で撃つと提灯のような光がぶら下がり、続いて白髪の婆んばが糸車を回している姿が見えたのでこれも撃ち、流れた血の跡をたどった穴に火を放つと立ち上る煙が虻に変わったと語られている。
- 広まり方
- 1964年の『芸能』所収、野村純一の「どんぺからっこ・ねっけど(七)―安楽城の昔話―」、および1965年の同誌「どんぺからっこ・ねっけど(十三)―安楽城の昔話―」に記録がある。
- 地域
- 山形県真室川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ