さどのねこまねでばけたろうば
佐渡の猫まねで化けた老婆
国内
未確認生物
- どんな話か
- 老猫のまねをして砂の上を転がった老婆が化通を得て恐ろしい姿に変じ、雨を降らせて里人を苦しめたという。
- 細部
- 佐渡国雑太郡小沢に暮らしていた老婆が、夏の夕暮れどきに山へ登ったところ、そこに老いた猫がいた。老婆は戯れに、猫がするように砂の上をごろごろと転がって遊んでみせたという。ところがこれをきっかけに老婆自身が化通と呼ばれる不思議な力を身につけてしまい、恐ろしい形相の化け物へと変じてしまう。そのまま弥彦山にとどまり、雨を降らせては里の人々を困らせ続けたと伝わる。荒れる化け物と化した老婆を鎮めるため、人々はこれを猫多羅天女として祀り、ようやく落ち着かせることができたという。ごく他愛のない遊びが、恐ろしい変化のきっかけになったという筋立てが印象的である。
- 広まり方
- 1974年刊の『日本随筆大成第2期』所収、鳥翠台北巠「北国奇談巡杖記」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ