ばけねこばばあ
化け猫ばばあ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 姑が化け猫となって孫を食い宝川の奥へ逃げた話と、その正体を見た男が姿を消した話が語り継がれている。
- 細部
- いそじという名主の家では、ある朝姑が起きてこず、様子を見に行った嫁が失態を犯したと聞かされる。寝小便かと思いきや、姑は一緒に寝ていた孫を食い殺しており、食べ残した手だけを放り出して宝川の奥へ逃げ去ってしまった。以来その村では葬式のたびに出棺後の空が急変して荒天となり、墓へ向かう途中で遺体を奪われるようになったという。別の家では、かつて万歳をしていたかめどんという人物が山で鹿を生のままむさぼる化け猫を目撃し、口外してはならないと釘を刺されたにもかかわらず村で語ってしまった。その後かめどんは山へ入ったきり戻らず、木に着物だけが掛かっていたことから、化け猫に食われたと考えられている。この一件から、宝川の山で万歳や猫の話をすること、水浴び中に猫の話をすることは固く戒められている。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』所収、井田安雄がまとめた群馬の世間話の項に記録がある。
- 地域
- 群馬県みなかみ町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ