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噂の出所をたどる

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遊佐の古道具が化ける寺のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

ゆざのふるどうぐがばけるてら

遊佐の古道具が化ける寺

国内 未確認生物
どんな話か
化け物寺と噂された寺で旅人が古道具の精や糸で人を捕らえる怪物に遭い、機転や和尚の力で難を逃れた話。
細部

遊佐町には「あんじょ寺」と呼ばれ、化け物が出るとの噂が立っていた寺があったという。ある旅人がそこに泊まったところ、夜12時を過ぎたころ、台所の囲炉裏のあたりから話し声が聞こえてきた。声の主は古い蓑や太鼓、傘、鼓といった、長く使われた道具たちが化けたものだったという。旅人は自分の存在に気づかれそうになると、とっさに杓子の化け物のふりをしてやり過ごし、翌朝になってみると、あちこちに古い道具が放り出されていたと伝わる。

もう一つの話では、同じように化け物寺と噂される寺に泊まった旅人が、夜中に天井のあたりでがさがさという音を聞いて目を覚ますと、生臭いにおいが漂っていたという。天井の穴からは三味線につながる白い糸が下がってきて、それに触れた旅人の体はくっついたまま離れなくなってしまった。やがて和尚が駆けつけて化け物を退治すると、天井裏からは以前に食われた人の骨が見つかり、正体は五升鍋の蓋ほどの大きさで、毛むくじゃらの三尺ほどの化け物であったことが分かったという。

広まり方
2000年の『昔話「研究と資料」』所収、小泉明日香「菅原節子の昔話(下)」に記録がある。
地域
山形県遊佐町
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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