しばたのゆうがおともみとおしのまよけ
新発田の夕顔と籾通しの魔除け
国内
未確認生物
- どんな話か
- 臆病な夫が化物を夕顔と教えられた笑い話と、事八日の晩に籾通しで魔を防ぐ風習を伝える新発田市の言い伝え。
- 細部
- 新発田市に伝わる化物の話は二つの性格を持つ。ひとつは滑稽譚で、化物を怖がる気の弱い亭主が、女房から「化物とは夕顔のようなものだ」と教えられる。ある晩「バロンバロン」という音とともに現れた化物を、教えられたとおり夕顔だと思い込んで担いで持ち帰ると、それは実は宝物であったという。もうひとつは事八日にまつわる用心で、前の晩に化物がやってきて人に害をなすといい、家では早めに大戸を閉め、入り口に籾通し(籾がら選別用の道具)をさげておく。目の数があまりに多いこの道具に化物が恐れをなし、素通りしていくのだという。
- 広まり方
- 1953年の『日本民俗学』に載る丸山久子「昔話の「幸運」」と、1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』の大竹信雄の報告に、それぞれの話が記録されている。
- 地域
- 新潟県新発田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ