ばけもの
バケモノ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海陽町で炭焼きの大食いゲンタが金の甑のバケモノを退治し、その坂の木の枝は今も下を向くという。
- 細部
- 海陽町にはかつて、炭焼きを生業とする大食いのゲンタという男がいたという。ある日、炭焼き小屋から戻って三升もの飯をたいらげ、ふたたび仕事に戻ろうと道を歩いていたところ、金でできた甑の姿をしたバケモノが現れ、危うく閉じ込められそうになった。ゲンタは左足を踏ん張って踏みとどまり、右手で近くの木の枝をつかんで応戦し、見事にこのバケモノを退治したのだという。この場所は後にネビキの坂と呼ばれるようになり、ゲンタが退治の際に木の枝をつかんだことにちなんで、そのあたりに生える木の枝はどれも下を向いているのだと語り継がれている。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1979年、国学院大学民俗学研究会「徳島県海部郡宍喰町」に記録されている。
- 地域
- 徳島県海陽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ