あずきとぎのおんな
あずきとぎの女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 橋の下からすすり泣きと小豆を研ぐ音が聞こえ、正体を探ると必ず音が止んだという怪。
- 細部
- 集落の中央を流れる川に、すくじの橋と呼ばれる木橋が架かっていた。秋の夕暮れ、渡ろうとした村人が橋の下から女のすすり泣きと、ショキショキと小豆を研ぐような音を聞いた。同じ経験をした者が続いたため、若者が数人で物陰に潜んで見張った。音はするのに橋の下を探しても何もいない。しばらく途絶えたあと、再び耳にする者が増えていった。橋に足をかけると音はやみ、渡り終えるとまた始まる。振り返れば止む。いつしか人々はこれをあずきとぎの女と呼ぶようになった。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、細川修と松本清人による世間話の項に載る。
- 地域
- 長野県長和町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ