すわのかわとぼちのあずきあらい
諏訪の川と墓地の小豆洗い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川べりと墓地に現れるとされ、小豆をとぐような音で人を惑わす姿の見えない妖怪。
- 細部
- 諏訪市域の俗信では、川に出る妖怪としてアズキアライの名が挙げられ、あわせて墓地に出るものとしても同じ名が伝えられている。姿かたちについての語りは乏しく、水辺や墓のあたりで小豆をとぐような音が聞こえること自体が怪異の実体として扱われている。水の流れる音や夜の静けさに紛れる物音を、名を与えて説明した例といえる。川と墓地という、いずれも生者の領分から一歩外れた場所に同じ怪異が割り当てられている点に、この地方の妖怪観のあらわれを見ることができる。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第10編民俗知識、俗信の妖怪の項に二例が収められている。
- 地域
- 長野県諏訪市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ