おがわむらのすいろでなくあずきあらい
小川村の水路で鳴く小豆洗い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜の水路から豆をとぐような音が響くのを小豆洗いと呼び、正体はイタチの声だと説明された。
- 細部
- 小川村でゼンゲと呼ぶ細い排水の溝からは、夜になると豆を研ぐような音が立つことがあり、これを小豆洗いの仕業と呼びならわした。もっとも土地では、その音の出どころはイタチの鳴き声だという説明も同時に伝わっており、怪異の名と現実的な種明かしが並んで語られている点が興味深い。名を与えることで正体不明の物音を扱いやすくする、俗信の働きがよく見える例である。
- 広まり方
- 1961年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による長野県上水内郡小川村の調査報告による。
- 地域
- 長野県小川村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ