まつやましのたらいであらうあずきあらい
松山市のたらいで洗う小豆洗い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寒川の洗い場に出たという女で、たらいで小豆と米をしゃりしゃりと洗っていたと語られる。
- 細部
- 明治のはじめごろ、寒川の洗い場には小豆洗いが現れると言われていた。実際に見たという者の話では、五十がらみの女が姉さん被りをして、たらいに小豆と米を入れ、しゃりしゃりと音を立てながら洗っていたという。この一件のあと五年ほどのあいだ、誰もその場所へ洗濯に行かなくなった。その女はどこかで死んで去ったのだろうと語られている。音を伴う怪異が特定の場所の使用を長期にわたって止めさせた実例として興味深い。
- 広まり方
- 1974年の『あゆみ』所収、三好清敏・西崎伸承「ふるさとの民話―松山市伊台の民話―」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ