あずきあらい
小豆洗い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川辺や井戸端で小豆を洗うような音を立てるが、姿を見せない妖怪。音の正体を確かめようとすると川に落ちるなどと言われた。
- 細部
- 江戸時代の『絵本百物語』には、寺で理不尽な扱いを受けて井戸に落とされ命を落とした小僧の霊が、夜な夜な小豆を洗う音を立てるようになったという由来話が記されている。東京都檜原村には、姑に叱られて川に身を投げた女性が正体とする話も伝わる。正体についてはイタチ・キツネ・タヌキ・カワウソなどの動物説、ガマガエルなどの両生類説、チャタテムシという昆虫の羽音説、川岸を歩く音の誤認説など諸説ある。
- 広まり方
- 「正体不明の音の怪異」というシンプルな構造は、夜道や自宅で聞こえる説明のつかない物音を怪異と結びつける現代の都市伝説にも受け継がれている典型的な型である。水木しげるらの妖怪解説書を通じて擬音とともに広く知られるようになった。
- 地域
- 山梨・新潟・秋田・群馬・京都・愛媛・広島など全国
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ