あづきあらひ
アヅキアラヒ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 水辺で豆をとぐようなざらざらという音を立てる怪で、観音堂前や水車のあたりが出没の場とされた。
- 細部
- 畑久保の観音堂のあたりで、小豆をとぐときのようなざらざらとした音が響いたという。同じものは西沢の水車のそば、谷津川の不動のあたり、小網の坂の上でも聞かれたと伝わる。姿を見た者の話はなく、もっぱら音だけで語られる。県史の記述でも、この怪が現れるのはおおむね水のある場所だとまとめられており、川や水車といった水音の絶えない土地に、正体の分からぬ音を聞き分ける感覚が育っていたことが分かる。
- 広まり方
- 1960年の『ひでばち』所収、安西勝「城山町怪異談(三)」と、1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』の妖怪・憑きものの節に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ