あやしのくも
怪しの雲
国内
未確認生物
- どんな話か
- 雲井城の水源である雲が淵の山には毎年下女をさらう怪しい雲が棲み、敵襲の際は城を包んで守ったが、城主が雲を退治すると城は滅んだという。
- 細部
- 邑南町にある雲が淵は、雲井城で飲み水として使われていた場所だと伝えられている。その近くの山には得体の知れない雲が住みついており、毎年一人ずつ城に仕える下女をさらっていく一方で、他国から敵が攻めてきたときにはその雲が城全体を覆い隠すようにして守ってくれていたのだという。ところが、ある年の城主がこの雲を厄介なものとみなして退治してしまったところ、それ以降は城を守る力も失われ、攻め寄せた敵によって城は滅ぼされてしまったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1936年刊『旅と伝説』に千代延初寿が石見国の地名にまつわる伝説として書き留めたもので、城の盛衰と結び付いた怪異譚として伝わる。
- 地域
- 島根県邑南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ