あやしきとり
怪しき鳥
国内
未確認生物
- どんな話か
- 兼好法師が宮中の宿直から下がろうとした際、怪しい鳥が2羽現れ弓で射落とすと、後にどちらも狐の姿に変わって消えたという。
- 細部
- 兼好法師が宮中での宿直を終えて退出しようとしていたとき、萩の戸のあたりの庭先に、見慣れない鳥が羽をばたつかせながら舞い降りてきた。嘴を怒らせたようなその様子に周囲の人々はすっかり怯えてしまい、それを見た法師が弓を取って2羽とも射落としたという。よく見ると、一羽は足に黒々とした毛がびっしりと生え、対するもう一方の一羽は全身がまるで燃えているかのように紅色に染まっていた。博士を呼び寄せてこの鳥が何という種類なのか尋ねさせたが、誰一人として名を答えられる者はなく、そうこうするうちに2羽の鳥はどちらも狐の姿に変じて、そのまま姿を消してしまったという。
- 広まり方
- 日本随筆大成第二期1974年収録、栗原信充「玉石雑誌」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ