やないのおおみそかにうかぶこうじょのひ
柳井の大晦日に浮かぶ皇女の火
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 大晦日の夜、大畠瀬戸の海上に浮かぶ怪しい光は、都へ向かう途中で遭難した皇女の霊だと伝えられている。
- 細部
- 柳井市大畠の沖合いに伝わる話で、大晦日の夜更けになると、瀬戸の海面に正体の知れない光がぼうっと浮かび上がるという。この光の主は、豊後国の摩野に住む娘が用明天皇との間にもうけた皇女で、都にいる父のもとを訪ねようと船出したところ、この瀬戸で遭難して命を落とした霊であると語られている。年の暮れという特別な夜に限って姿を見せる点が、この光をいっそう不気味なものにしている。
- 広まり方
- 1922年の『郷土趣味』所収、淀江国三「土俗伝説聞書集(一)」に記録がある。
- 地域
- 山口県柳井市
- 年代
- 古墳時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ