はつかいちのさんちゅうにひびくさけびごえ
廿日市の山中に響く叫び声
国内
未確認生物
- どんな話か
- 廿日市市宮島町の山中では、大勢の叫び声や誘うような声が聞こえ、追うと迷うと伝わる。
- 細部
- 廿日市市宮島町では、あやかしと呼ばれる山中の怪異現象がいくつも語られている。戦後まもない頃、山へ木を採りに入った人が、20人か30人ほどの人間が叫んでいるような声を耳にした。声に引き寄せられるように近づいていくと、聞こえてくる方向が次々と変わっていったという。心の中で般若心経を唱えながら歩き続けたところ、やがて声はやんで消えた。また別の話では、山中で聞こえた声を追いかけていくと、声はしだいに山の奥へ奥へと移っていき、そのままついていくと道に迷ってしまうとも伝えられている。
- 広まり方
- 1992年の『広島民俗』掲載、栗原秀雄「『あやかし』―宮島町の口頭伝承から―」に記録がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ