あとざんのまじない
後産のまじない
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 後産が下りないとき、荒神を祀る煤を杯の水に浮かべて飲む作法があった。
- 細部
- 上直瀬では、出産のあと胎盤がうまく下りない場合の手当てとして、日ごろ朝晩仕えている荒神のもとに溜まった煤を用いた。これを杯へ浮かべ、産婦が口にするという。竈と火を司る荒神は家々でもっとも身近に祀られる神であり、その場に積もった煤に力が宿ると考えられていた。薬草や医者ではなく、家内の祭祀の場そのものから治療の材を取るという発想が表れている。
- 広まり方
- 1960年刊の『あゆみ―ふるさとの民俗―』所収、森正史監修による上直瀬(旧川瀬村)の民俗調査に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ