あとざん
後産
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 後産を埋めた場所を最初に踏んだ相手を、生まれた子は生涯にわたり恐れるとする対馬の俗信。
- 細部
- 対馬では後産をイヤと呼び、これを地中に埋めたあと、その場所を最初に踏んだ相手によって、生まれた子が恐れるようになるものが決まるという。踏んだのが父親であれば子は父を怖がるようになり、猫が踏めば猫を、蛇が上を越えていけば蛇を、それぞれ苦手とするようになると信じられていた。誰が、あるいは何が、後産の上を最初に通るかという偶然が、子供の一生の恐怖心を左右すると考えられていた点が興味深い。厳原町を中心に記録された、出産をめぐるモノイミの一つである。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』所収、山口麻太郎「出産と村のモノイミ」に記録がある。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ