あたごやまのきじょ
愛宕山の鬼女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 愛宕山の鬼女が一条戻橋付近で美女に化けて通行人を襲っていたが、通りかかった渡辺綱と戦い、天へ吊り上げられかけながらも綱に片腕を切り落とされたという。
- 細部
- 愛宕山に棲むという鬼女が、夜ごと都の一条戻橋のあたりに姿を見せては、美しい女に化けて道行く人々の心を惑わし、次々と危害を加えていたという。ある晩、たまたまその場所を通りかかった源氏方の武勇の士、渡辺綱がこの鬼女と鉢合わせして激しい戦いになる。追い詰められた綱はついに鬼女に襟首をつかまれ、そのまま宙高くつり上げられてしまうが、とっさに懐から小刀を抜き放ち、鬼女の腕を一太刀で切り落とすことに成功したという。片腕を失った鬼女はその場から逃げ去り、綱はかろうじて難を逃れたと伝えられている。
- 広まり方
- 郷土趣味1918年掲載、竹内不死鳥「天狗の話(一)」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ