あさがわじんじゃ
阿佐川神社
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 阿佐川神社で不景気のため神楽奉納を止めたところ、村人が見えない神楽の灯や音を聞いたので再開したという話。
- 細部
- 香川県綾川町の阿佐川神社は、地元でシコクサンとも呼ばれ、崇徳天皇を祀る社である。明治の初め頃、村が不景気に見舞われたことから、宵祭りで行っていた神楽の奉納をひとまず取りやめる決定がなされた。ところがその祭りの晩、付近に住む村人たちの間で、どこからか賑やかな神楽の様子が伝わってきたという噂が広まった。灯りがともっているのを見た、笛や太鼓の音を耳にしたと口々に語る者があったが、当の氏子たちは誰ひとりそのような光景を目にしていなかった。これは祭神が神楽を望んでいるしるしに違いないということになり、村は神楽奉納を元通り続けることに決めたと伝えられている。
- 広まり方
- 2004年の『香川の民俗』所収、イタ吉「止めたのをはじめた話」に記録がある。
- 地域
- 香川県綾川町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ