ありえもんた
有衛門田
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 有衛門田は蛇が多く棲む廃田で、昼食に群がった蛇を焼き払うと、同時刻に海上の馬草船が竜巻に遭ったという祟り田の伝承。
- 細部
- 八峰町にある有衛門田と呼ばれる田は、蛇が多く棲みつくために長らく耕作されず廃田となっていたという。あるとき、この付近で馬の飼料となる草を刈っていた者がいたところ、何百匹もの蛇が群れをなして、その者の昼食に群がってきた。腹を立てたその者は、昼食を煮ていた鍋ごと火をつけて蛇を焼き払ってしまったという。すると、ちょうど同じころ、海上では馬草を積んだ船が突如として大きな竜巻に見舞われ、積み荷はことごとく海に沈み、乗っていた船人たちもかろうじて命だけは助かったと伝えられている。田で起きた出来事と海の異変が結び付けられた祟り田の話である。
- 広まり方
- 1975年の『季刊どるめん』に掲載された嶋田忠一「祟り田伝承の二,三」に紹介されている。
- 地域
- 秋田県八峰町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ