あらがみさん
荒神さん
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 海や山に出かける際、竃の焚き口についた煤を額に塗ると化け物に化かされず、河童除けにもなるという俗信。
- 細部
- 長崎県佐世保市宇久町に伝わる俗信で、海仕事や山仕事に出かける前に、台所の竈の焚き口にたまった煤を指で取り、額にひとすじ付けておくというものである。竈には荒神さまと呼ばれる神が宿るとされ、その煤を身につけることで化け物に化かされずに済むと信じられていた。なかには、川や淵に棲むという河童に出くわさないための用心として、同じように煤を額に付けてから出かける人もいたという。荒神信仰と結びついた素朴な護身の習わしである。
- 広まり方
- 1993年の『日本民俗学』に掲載された、高見寛孝「五島列島宇久島の荒神信仰」に記録がある。
- 地域
- 長崎県佐世保市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ