あんぎゃそうのすもも
行脚僧の李
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 泊めた行脚僧を殺して袋を開けると赤い李だけが出てきて、家は絶え実らぬすももが生えたという。
- 細部
- 大きな袋を背負った行脚の僧がある家に一夜の宿を取った。中身を欲した家人が僧を手にかけて袋をあらためたところ、出てきたのは真っ赤に熟れた李ばかりであった。欲に駆られた殺しは何の得ももたらさず、やがてその家の者は次々と死に絶えたという。以来、そのあたりには花はつけても実の生らないすももが茂るようになったと語られる。家の断絶の由来を、土地に残る草木の異常さで示す型の伝説である。
- 広まり方
- 1954年の『日本民俗学』所収、郷田洋文「家の盛衰と伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県大町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ