あんどん
行燈
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中で麻を績む白髪の老婆に化けていたのは狸で、正体は老婆本体ではなく傍らの行燈にあったという話。
- 細部
- 太郎山の麓に住む兄弟が山へ入ると、白髪の老婆が行燈のそばに座って麻を績んでいるのに出くわした。怪しんだ兄弟は化け物だと決めつけて何度も鉄砲を撃ちかけたが、老婆はいっこうに倒れない。弟が弾を取りに一旦家へ戻り、再び山へ駆け戻ったときには、兄はすでに食い殺されていた。弟が思い直して老婆ではなく傍らの行燈めがけて撃つと、化け物はたちまち消え失せたという。正体は老婆自身ではなく、化けていた狸が宿していた行燈のほうだったと伝わる。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗2』の山村の服装に関する項に記録がある。
- 地域
- 宮城県七ヶ宿町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ