あんばさま
あんばさま
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- あんばさまを祀ると港の全船が休漁になるという、いわき市の漁村に伝わる船止めの習わし。
- 細部
- あんばさまの正式な祭日は旧暦七月十九日だが、それとは別に臨時に祀ることもある。近隣の家から手ごろな宮を見つけてきて、各船から艪など最も大切な道具を持ち寄って積み重ね、その上に宮を安置する。こうすると船を出すこと自体ができなくなるため、浜は自然と休みになる仕組みである。祭事というより船を強制的に止めるための民俗的な装置として機能していた点が特徴的である。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、和田文夫による平市薄磯漁村民俗誌の信仰と船の禁忌の項に記録がある。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ