あまみのしそんをまもるあもれおなぐ
奄美の子孫を守るあもれおなぐ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 前を歩こうとしない美女の正体を見抜いた前島友庵が馬の尻尾に髪を結んで懲らしめて以来、子孫を名乗ればあもれおなぐは消えるとされるが、遭って命を落とした男もいた。
- 細部
大島がまだ琉球に属していたころ、役人であった前島友庵は月夜の夜道で色白で黒髪の美女に道連れを頼まれた。ところがこの女はどうしても前を歩こうとしなかったため、友庵はあもれおなぐの仕業だと見抜き、女の髪を馬の尻尾に結びつけて懲らしめた。女は友庵の子孫には危害を加えないと約束して消えていったといい、以来、あもれおなぐに遭遇しても「前島友庵の子孫だ」と名乗れば相手は消え去るとされている。
一方で別の話では、夜道で女に呼び止められた男がその正体があもれおなぐだと知らぬまま襲われ、命からがら家に逃げ帰った例も伝わる。この男は扶助の祈祷を受けてもその効き目はなく、何かに疲れ果てたようにそのまま息を引き取ってしまったという。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に掲載された昇曙夢「奄美大島に伝はる『あもれをなぐ』の伝説(二)」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県奄美市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ