たかやましのばんじゃくへのたたり
高山市の盤石への祟り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天邪鬼が不正をして天人に盤を蹴られたことが双六の地名由来となり、盤の石に小便をかけた蔵柱の者が神経を病んで死んだと伝わる。
- 細部
上宝町の双六という地名は、天邪鬼と天人が双六をして遊んでいたという伝説に由来するとされる。勝負の最中、天邪鬼が不正を働いたことに気づいた天人が怒り、盤を蹴り飛ばしてしまった。このとき転がったサイコロがサイの渕に落ち、蹴られた盤は地面に突き立って盤の石になったのだという。盤の石に触れると天気が荒れると恐れられており、実際に蔵柱の者がこの石を馬鹿にして小便をかけたところ、たちまち天気が大荒れとなり、蔵柱の畑だけが農作物の被害を受けたという。
この一件はのちに地域で問題視されるようになり、小便をかけた本人は神経を病んで死んでしまったと伝えられている。なお、木の伐採や堂の建立といった弘法大師の事業を妨げていたとされる材木岩についても、天の邪鬼の仕業とする話のほかに、老婆の仕業として語られる例もある。
- 広まり方
- 1958年の『民俗採訪』および1983年の『とやま民俗』掲載、塩谷周三「双六谷民俗聞き書」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ