あまごい
雨乞
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 藩主の命で和尚が海に書状を投じて雨を降らせたり、寺宝の青龍が鉢から飛び出して雨を呼んだりしたという高松の雨乞い伝承。
- 細部
- 高松には日照りの際におこなわれた雨乞いの話がいくつも伝わっている。ひどい旱魃に見舞われたとき、藩主の命を受けた法泉寺の了応和尚が、大槌島と小槌島の間にあたる槌の戸で海中に書き付けを投げ入れたところ、四日間にわたって雨が降り続いたという。これは龍神のもとへ手紙を届けたためだと語られている。また川岡村の長福寺に伝わる宝物の青龍は、雨乞いの折に大きな鉢に納めて修法をおこなうと雨をもたらすとされ、元禄十四年七月には修法の最中に鉢が四つに割れて青龍が飛び出し、激しい雨が降ったと伝わる。この青龍は後に石清水八幡宮の蔵に納められたという。ほかにも、法泉寺の住職が海に漕ぎ出し、龍宮宛てに書状を投じて雨を呼んだという話も残っている。
- 広まり方
- 1922年の『土の鈴』に収める宮武省三「讃州高松雨乞のはなし」と、1935年の『旅と伝説』に収める草薙武吉「讃岐に於ける雨乞伝説の採集(ニ)」に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ