あまちゃ
甘茶
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 灌仏会の日に寺で分けてもらった甘茶を家の周りに撒き、虫を寄せつけないようにした。
- 細部
- 四月八日、上直瀬の人々は寺へ出向いて甘茶を分けてもらった。持ち帰った甘茶は飲むだけでなく、家屋の周囲に撒いて回る。こうしておけば虫が寄りつかないと信じられていた。釈迦の誕生を祝う仏事で用いられる聖なる飲み物を、住まいを守る実用的な呪具へ転じて使う点に特徴がある。仏事と農村の暮らしの必要とが無理なく結びついた、山間部らしい習俗といえる。
- 広まり方
- 1960年刊の『あゆみ―ふるさとの民俗―』所収、森正史監修による上直瀬(旧川瀬村)の民俗調査に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ