あれやーのおにび
アレヤーの鬼火
Aleya (ghost light)
国外
場所・異界
- どんな話か
- ベンガル地方の湿地に現れる正体不明の光で、漁師を惑わせては溺死させると恐れられている一方、危険を知らせる守り火ともいわれる怪火。
- 細部
- 漁の最中に亡くなった漁師の霊だと信じられている宙に浮かぶ光で、後を追うと方向感覚を失わせられ、そのまま溺れてしまうことがあると語られる。一方で一部の言い伝えでは、この光を追うことでかえって危険な浅瀬や嵐を避けられたとする逆の逸話も残っており、必ずしも悪意ある存在とは限らないとされている。スンダルバンス地方の漁師には、出漁前に小さな灯りを点して供物を捧げる「アトシ・タロン」という儀礼も伝わる。
- 広まり方
- ベンガル湾沿岸の漁村を中心に世代を超えて語り継がれてきた海洋民俗の一つで、西洋の「鬼火(ウィル・オ・ウィスプ)」に類する現象として比較民俗学的にも紹介されている。
- 地域
- インド西ベンガル州・バングラデシュのベンガル湿地帯
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ