あくろじん
悪路神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 津島大社の祭りの夜には無数の火が現れ、流行病の厄神が出歩くとして人々は戸を固く閉ざして過ごしたという。
- 細部
- 津島大社の祭礼が催される6月14日の夜、船祭りに繰り出す船からは三万三千にものぼる松明のような火が現れ、それが大社の方角へと吸い込まれていくという。この夜に立ち現れる火とともに流行病をもたらす厄神が出歩くとされ、里の人々はこの晩ばかりは家々の戸や窓をぴたりと閉ざし、息をひそめて夜を過ごすのだという。津島大社に祀られる牛頭天王は、この日本悪路神と呼ばれる存在を統べる宰であるとも語られている。
- 広まり方
- 1965年刊行の『伝承文学研究』所収、中塩清臣「説話変容の工程分析―阿曽沼綺譚を回転軸にして」に記録がある。
- 地域
- 愛知県津島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ