あくむ
悪夢
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 正月の夢に土の鼠が木の馬を食い破る光景を見た武将が、その年のうちに討たれたという凶夢の話。
- 細部
- 安土にあって、正月二日の夜に信長は奇怪な夢を見た。土でできた鼠が木彫りの馬の腹を食い破り、馬がそのまま息絶えるという光景であった。書き手はこれを干支に結び付けて解き、甲午の年に生まれた信長が、戊子の年に生まれた明智光秀の手にかかって命を落としたことと重ね合わせている。鼠が馬を害するという図柄が、そのまま人と人との関係に写し取られているわけで、後から振り返れば紛れもない悪い夢であったと述べられる。
- 広まり方
- 1977年刊の『日本随筆大成』第三期に収められた新井白蛾『牛馬問』に見える。
- 地域
- 滋賀県近江八幡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ